妄想性 - paranoido personality disorder - 他人の動機を悪意あるものと解釈するといった不信と疑い深さの様式。 妄想性人格障害の診断基準 DSM-W 301.0 他人の動機を悪意あるものと解釈するといった、広範な不信と疑い深さが成人期早期に始まり、種々の状況で明らかになる。 以下の4つ(またはそれ以上)によって示される A 1)十分な根拠もないのに、他人が利用する、危害を加える、または騙すという疑いをもつ。 2)友人または仲間の誠実さや信頼を不当に疑い、それに心を奪われている。 3)情報が自分に不利に用いられるという根拠のない恐れのために、他人に秘密を打ち明けたがらない。 4)悪意にない言葉や出来事の中に、自分をけなす、または脅す意味が隠されていると読む。 5)恨みを抱き続ける。つまり、侮辱されたこと、傷つけられたこと、または軽蔑されたことを許さない。 6)自分の性格または評判に対して他人にはわからないような攻撃を感じ取り、すぐに怒って反応する。または逆襲する。 7)配偶者または制的伴侶の貞節に対して、繰り返し道理にあわない疑念を持つ。 B 精神分裂病、精神病性の特徴を伴う気分障害、または他の精神病性障害の経過中にのみ起こるものではなく、一般身体疾患の直接的な生理学的作用によるものではない。 *精神分裂病の発症前に基準が満たされている場合には「病前」と付け加える。例 妄想人格障害(病前) 分裂病質>> 人格障害メニュー |