アダルトチルドレン(AC)- 特徴と基本三類型 - アダルトチルドレン(AC)の特徴 もとは、アルコール依存症の親による虐待が引き金となりトラウマになる者に使われていた言葉(ACOA)。今では、親の虐待、優しさのない家庭環境などによりトラウマになり、成人後もその後遺症に苦しむ人々を指したり、親の期待で縛りつけたり、世間体ばかりを気にしたりという子育てなどを指す広義な言葉で使われますが本人次第である場合も多いといわれています。 アダルトチルドレン(AC)の基本三類型 1)責任を負う子供 家族の関係の中で親が親の役割をとらない場合、何かを決定しなければいけないときに、その家族を助けるためにその役割を背負います。 *責任を負わなくてもいいことまで背負ってしまうので大変ストレスがたまりやすくなり自責感に苛まされることがあります。 2)なだめる子供 家族の息苦しい雰囲気を救うために、緊張を調和したり、対立を仲裁したり、もしくは沈黙を救ったりする役割を背負います。 a)夫婦の対立を緩和するために、両親の関心を一時的に自分に向け、家族にとって困り者の役をやることで調性役を背負うスケープゴートタイプ。 b)家族の息苦しい雰囲気を救うために、冗談をいって笑わせたり、ちょっと駄目な役をやったりして家族の緊張を緩和するピエロタイプ。 c)いつも周囲のことを考えていて、人の面倒をみたりしています。女の子に多く、褒められることでずっと身についてしまうケアテーカータイプ。(共依存と深く関係しています) 3)順応する子供 周囲にどんな状況があろうと、ことなかれを通し自分の世界を守るタイプです。 *このタイプの一番の問題点は友達が出来ないということです。 <<モラトリアム(人間) 共依存 思春期、青年期精神医学メニュー |