境界例 - ボーダーラインの多義性 - ボーダーラインの特徴 もともとは、神経症と精神病の境界線にあるケースの意味で用いられたようですが、今では極めて多義的なものになっています。 DSM-Wでは、ボーダーライン・パーソナリティ・ディスオーダー(BPD)として用いられています。 特徴としては、(DSM-W)対人関係、自己像、感情の不安定および予期せぬ恣意的な衝動性広範にあらわれる様式にあり、成人期早期に始まり、種々の状況で明らかになるといわれています。 BPDの患者は、現実にまたは想像の中で、見捨てられることを避けようと異常な努力を行うといわれています。 またこれらの患者は、周囲の変化に過度に敏感で一時的な別れや避けられない計画の変更に対してさえも、強い見捨てられ恐怖や不適切な怒りを体験するともいわれています。 こうして見捨てられる恐怖は、一人でいることに耐えられずに他の人に一緒にみてもらいたい欲求とかかわっているとされています。 また、見捨てられることを避けようとする異常な努力の結果、自殺行為や自殺企図のような衝動行為をとることもあるようです。 境界性人格障害度スケール(自己診断テスト) リストカットシンドローム(リスカ) 境界性人格障害 |